築36年のマンション大規模修繕を考える

広島の某マンションより築36年経過の3回目となる大規模修繕工事のコンサルタント業務の見積りを依頼されました。

シグマ建築事務所では、36年経過マンションは過去1件実績がありますが、やはり補修方法が1回目の大規模修繕とは違うため調査診断、設計にかなり時間をかけて検討をしました。一番悩ましかったことは、塗装の塗替えの方法です。1回目では既存塗膜の上に塗装を基本としますが、2回目、3回目となると、そうはいきません。既存塗膜を剥離させる場合は、その方法も悩みます。音、振動、環境、費用等悩ましい問題ばかりです。

さらに、問題となるのが、給排水設備の更新のことです。築20年~30年に更新時期を迎えますが、まだ対応出来ていないマンションが多いからです。

まだ、1回目の大規模修繕が多いですが、もう10年もしないうちに2回目3回目が増えてきます。しっかりとしたコンサルティングが出来るよう、日々勉強をしていくつもりです。